|
著作権と写真利用について | |||
■ ヒョンなことから”ひょうたん”を作ることになったのですが、意外に面白くて、成長が楽しい毎日でした。 しっかりした支柱作りが必要ですが、来年、やってみてください。下に要領を記載します。(2004.7.〜9.) |
||||
|ホーム|足柄|北海道東北|関東|中部|近畿|南紀州|西日本|素材| |
||||
|
【写真利用のご案内】 写真の利用を希望される方は、「著作権と写真利用について」をご覧のうえ、お申し込みください。写真原版もご利用いただけます。 【手探り体験版:ひょうたん栽培の術】 1. 夏野菜の時期(5月連休ごろまで)に種まきをします。 発芽には5月の温かさが必要です。早く発芽させたい場合はビニール温室を作ってください。 2. かぼちゃのようなツルがどんどん伸びますので、支柱にくくりつけてやります。6月末に実をつけはじめます。 3. 実は数キロの重さに成長しますから、重さに耐えられるしっかりした支柱が必要です。また大きな実の場合は網などで支えをしてやるのがよさそうです。 4. 実は熟するに従って色が白っぽくなって、重さも軽くなります。十分熟させてから収穫するのがよさそうです。また、あまり付けたままにしておくと、ツルが枯れてしまって実が落下してしまいます。落下して傷を付けないように気をつけましょう。 5. 8月末から9月にはたくさんの実が収穫できます。さて”ひょうたん”作りはまだまだこれからです。あの乾燥したひょうたんを作るには、外皮と中身を腐らせて取り出すことが必要です。 6. まずヘタ(ツルの付いているところ)に、9〜12ミリ程度のドリルで穴を開けます。穴径が小さいと種の振り出しが苦労です。(結構硬いですから、電動ドリルが必要です。 刃先は先端が尖った木工用がいいですよ。) 7. 穴の中に土を少々入れて細い棒で押し込みます。(これは土の細菌を入れることにより中の腐敗を促進する効果があるそうです。) 次にこれを大きな水槽(orバケツ)に浸けて、水から出ないように蓋をしておきます。 8. 数日(1週間くらい)で腐敗が進みますので、外皮を洗い落とし、中身を振り出します。たくさんの種とどろどろに腐った中身が出ます。ものすごい悪臭です が、覚悟をしてかかれば大丈夫です。 9. 成熟が浅かった実は、この段階で殻ごと腐ってしまいます。よく成熟した実は、殻が強くてあめ色のひょうたんになるようです。また作業中は強い力を加えるとつぶれてしまいますので、ご注意を。 10. きれいになったら2〜3日ほど清水にさらしてから、乾燥に入ります。最初の1日は逆さに干して、中の水気を取ります。後は、日光に当てながら4〜5日干すと乾燥して真っ白になります。この時あの重かったひょうたんが 数十グラムの紙のような軽さになっています。 11. さてこの後どうするか。ニスを塗ったり絵を描いたり彫刻をしたりと、いろいろあるようですが、私にもこれからの模索です。 皆さんもどうぞ研究してください。 12. 2104年産のものまで乾燥ひょうたんを販売させてもらいましたが、2015年は栽培を休んでいます。ランプや楽器など皆さんの制作素材として利用していただいてき、たいへんありがとうございました。(2015,8.4記) |