作業順
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作業名
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写真
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作業解説
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1.
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材料確認
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2つの素材から同時進行で作ります。
ひとつは先日樫の木のボタンを作った際の切れ端を使います。
もうひとつ松の木の切れ端があったのでこれを使います。
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2.
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ナタ作業
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樫の木はずっしりと重く形もよいのでそのまま磨くだけで品物になりそうです。
松の木はナタで両面をカットして形を作ります。
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3.
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グラインダー作業
荒磨き
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グラインダーで全体を削ります。樫の木は朽ちているところもないのでそのままの形状にします。
松の木は朽ちているところが多く、スリムになってしまいましたが、勾玉の形状はわりと人気があります。
グラインダーの後、#60ペーパーのサンダー磨きも行います。
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4.
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穴あけ
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ボール盤で穴をあけます。樫の木は横から通すタイプ、松の木は前から通すタイプにします。
ボール盤付属のバイスに樫の木を固定して6.5ミリのビットをずらしながら11ミリの楕円形の穴をあけます。
松の木は7ミリの穴をあけます。
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5.
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穴あけ完了
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穴あけ完了。エッジの仕上げはこの後で。
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6.
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楕円穴内面仕上げ
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楕円穴はドリルを2回通し、さらに前後してあけたので、サンドペーパーで滑らかにします。竹の棒にペーパーを巻いてゴシゴシと。
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7.
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サンダー(小)作業
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サンダー(小)で全体を磨きます。#100・#240・#400と一気に仕上げ作業です。穴の部分にはサンダーの角を押し当ててエッジを丸めます。
ここで難問です。松の木はヤニが強くペーパーが1度でべたべたになってしまします。新品は惜しいので、捨てる前の古いものの使用をお勧めします。
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8.
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オイルフィニッシュ作業
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ワトコオイルでオイルフィニッシュ。指先でオイルを塗って30分ほどして布で拭き取ります。
尚、松の木には通常私はオイルフィニッシュはしていません。松の木はものすごく香りが強く、ほとんどの人が“いい香り”と感動します。この香り閉じ込めないために、オイルっぽい布で拭く程度にしています。
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9.
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おさらい
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ひもに通して吊るしてみます。樫の木は胸元に、松の木はバッグなどに吊るしてもらったらどうでしょう。
上にも書きましたが、松の木は香りが長く続き、保管場所にもプンといい香りが漂うことと思います。
今日は2つの切れ端を活用しました。流木細工をすると必ず断片が残りますが、皆さんこれを捨てられないんです。ジャンクのボール箱にどんどんたまってまるでゴミ屋敷になってくるのですが、これが宝物。朝起きて、ジャンクボックスを覗いて、出くわしたもので細工をする、これが無上の喜びですよね。
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