作業順
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作業名
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写真
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作業解説
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1.
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材料確認
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骨のようになった樫の木の流木です。長さ24cm、重さ260g
長い時間をかけて材質も大きく変化しています。切断するまではどんな色合いかはわかりませんが、期待を込めて切ってみましょう。
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2.
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断面確認
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予想通りのいい色合いです。少し赤みを帯びているのは珍しい。形状が複雑でどんなものにできるか?
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3.
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細断
薄くスライス
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とりあえずいくつかにカットしてみます。左側は肉厚があったのでスライス片を9個、さらにその端はペンダントなどにできるかも。写真上部の細い片は小さなボタンに使えるかも。右側の大きいところは肉厚がないので長手方向のボタンかペンダントかな。
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4.
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グラインダー作業
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スライス片の朽ちているところをグラインダー(小)で削り取りました。驚くほど小さくなってしまいました。
上側の6個でボタンを作ります。下の4個はネックレスでも作りましょうかね。
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5.
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面取り、穴あけ
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前回同様に周りの角をとって、ボール盤で穴あけ。今回は2.3ミリの穴にします。
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6.
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平面磨き
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続いて#60、#120、#240、#400のペーパーを使って両面磨き。手作業ですが、これくらいの大きさだと扱いやすいですね。穴の角おとしもしています。
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7.
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側面磨き
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サンダー(小)で#100、#240、#400のペーパーを使って側面磨き。
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8.
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オイルフィニッシュ作業
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ワトコオイルでオイルフィニッシュ。敷物も変えて撮影。赤と黒っぽい色合いの珍しい品物になりました。小さいバッグなどにワンポイントとして使ってもらったらどうでしょう。
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9.
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おさらい
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樫の木の流木は材質が変色しているものが多く、また形状が多様なので楽しみが倍増します。しかし骸骨のようになった流木ですから厚肉の部分が少なく、さらに朽ちた部分が入り込んでいるので、原木に対して予想外に小さな品物になってしまいます。
まれに川原で大きな流木に出くわすことがありますが、そんな時は何があってもすぐに細断して運び上げること。「また取りに来よう」などと悠長に構えていると翌日には流されてしまうかもわかりません。
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