ためになる「楽しい流木木工講座」


木工製品の店トップに戻る

1.    流木ってなんだ?

5. ツボ押し棒を作ってみます

8.  ペンダントを作ってみます

2.    その流木をどうする 

6.  ボタンを作ってみます

9.  一輪挿しを作ってみます

3.    狙いの流木をゲットする

7.  樫の木のボタンを作ってみます

10. 植木鉢を作ってみます

4.    私の道具を紹介します

8. ネックレスを作ってみます

11.  流木磨きお試しセットの販売


7. 樫の木のボタンを作ってみます

 今日は樫の木の小さなボタンを作ります。樫の根っこの流木は長い年月をかけて硬い部分だけが様々な形になって残り、しかも材質が茶色や黒っぽく変色しています。形状と色合いを生かした個性豊かなボタンを狙います。

作業順

作業名

写真

作業解説

1.

材料確認

茶色, 食べる, 立つ, テーブル が含まれている画像

自動的に生成された説明

骨のようになった樫の木の流木です。長さ24cm、重さ260
長い時間をかけて材質も大きく変化しています。切断するまではどんな色合いかはわかりませんが、期待を込めて切ってみましょう。

2.

断面確認

食品 が含まれている画像

自動的に生成された説明

予想通りのいい色合いです。少し赤みを帯びているのは珍しい。形状が複雑でどんなものにできるか?

3.

細断
薄くスライス

食品 が含まれている画像

自動的に生成された説明

とりあえずいくつかにカットしてみます。左側は肉厚があったのでスライス片を9個、さらにその端はペンダントなどにできるかも。写真上部の細い片は小さなボタンに使えるかも。右側の大きいところは肉厚がないので長手方向のボタンかペンダントかな。

4.

グラインダー作業

スライス片の朽ちているところをグラインダー(小)で削り取りました。驚くほど小さくなってしまいました。
上側の6個でボタンを作ります。下の4個はネックレスでも作りましょうかね。


5.

面取り、穴あけ

食品 が含まれている画像

自動的に生成された説明

前回同様に周りの角をとって、ボール盤で穴あけ。今回は2.3ミリの穴にします。

6.

平面磨き

続いて#60、#120、#240、#400のペーパーを使って両面磨き。手作業ですが、これくらいの大きさだと扱いやすいですね。穴の角おとしもしています。

7.

側面磨き

サンダー(小)で#100、#240、#400のペーパーを使って側面磨き。

8.

オイルフィニッシュ作業

茶色, 古い, 毛布, チョコレート が含まれている画像

自動的に生成された説明

ワトコオイルでオイルフィニッシュ。敷物も変えて撮影。赤と黒っぽい色合いの珍しい品物になりました。小さいバッグなどにワンポイントとして使ってもらったらどうでしょう。

9.

おさらい



樫の木の流木は材質が変色しているものが多く、また形状が多様なので楽しみが倍増します。しかし骸骨のようになった流木ですから厚肉の部分が少なく、さらに朽ちた部分が入り込んでいるので、原木に対して予想外に小さな品物になってしまいます。
まれに川原で大きな流木に出くわすことがありますが、そんな時は何があってもすぐに細断して運び上げること。「また取りに来よう」などと悠長に構えていると翌日には流されてしまうかもわかりません。